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フォルクスワーゲン問題はガソリン車にまで拡大

金融

ここ最近フォルクスワーゲン問題を何度か取り上げていますが、スキャンダルはさらに拡大してきています。
まさかこのタイミングでいろいろ出てくるとは、こちらも少々驚きですが…。

ガソリンエンジン搭載車も対象となりました

これまでは

ディーゼルエンジンの不正プログラム

ということで取り上げられてきていました。

しかし、今回発表されたのは

ガソリンエンジンの排ガス中のCO2排出量を示すデータにも不正があった

というものです。

こちらは不正プログラムによるものかどうかはまだ詳細がわかりませんが

二酸化炭素の排出量と燃費に関しては、公表されていたデータを下回る

とのことみたいです。

 

これまでドイツで対象車が80万台と言われていましたが、そのうちの1割以上に当たる

98,000台

が、ガソリンエンジンを搭載した車になるとのことです。

現在分かっている段階では、対象となるガソリン車は

1,400ccエンジンのVW ポロやAudi A1

などとのことです。

polo1audi2

VW:不正、広範囲に…CO2排出量・燃費、ガソリン車も (2015.11.4 毎日新聞)

さらに被害が広がる可能性も

今回のフォルクスワーゲン問題ですが、とうとうガソリン車にまで及んできました。
これまではディーゼル車がより普及しているヨーロッパでの影響が大きいのではと考えられていました。
しかしガソリン車まで不正があったとなってくると、海外に輸出した自動車もかなり対象になってくる可能性が出てきました。

当然日本へもかなりの台数のガソリンエンジン車がドイツから輸入されています。
そうすると、今回発覚した不正問題の対象となる自動車が多く含まれることになるのではないでしょうか。

そしてその際に問題になるかもしれないのが

エコカー減税対象がどうなるか?

ということがあります。

eco1

これまでは日本でも排出ガス性能と燃費によってエコカー減税が得られていました。
しかしこれまでの値が正しくなかったということになると

本来はエコカー減税対象でない車種も含まれていた!

ということが発生する可能性が出てきます。

そうなった場合に、ユーザーがその分を払うのか、はたまたメーカーが払うことになるのか。
今後いろんな問題が起きてきそうな予感です。

当然この問題は、日本だけでなく

アメリカでも訴訟になる

ことが十分に考えられるわけで。

現在フォルクスワーゲンがリコール費用などで見積もっている代金で、今後すべての問題がおさまるのかというと、少々疑問な気がします。
今後リコールや訴訟費用がかさむことになると、本当にフォルクスワーゲンは危ないことになるかもしれません。

まさかドイツメーカーが!?という衝撃も

しかしCO2排出量や燃費に関してまで不正をしていたというのには、正直ちょっとビックリしました。

まさかドイツのメーカーがそんなことをするとはねぇ

という感じで。

2012年には

韓国のヒュンダイと起亜自動車が燃費性能を誇大表示していた

として問題になりました。

この時もアメリカでは補償や訴訟、制裁金でかなり痛手を負っていました。

まぁ韓国ならば多少不正するのもありそうな気もしちゃいますが、ドイツまで同じことをしていたとなるとちょっと残念ですね。
この問題のあとは韓国メーカーの車の売り上げもかなり落ち込んだようです。

今回の不正問題がどんどん明るみに出てくるほど、ドイツの自動車メーカーに対する信頼も低下していきそうな予感です。
当然売り上げがさらに落ち込めば、本当にフォルクスワーゲンはヤバいことになるかもしれません。
この問題は果たしていつ終息していくのでしょうか?

本日もありがとうございました。

フォルクスワーゲン問題はポルシェ、アウディにも及んでいます

金融

つい先日フォルクスワーゲン問題の記事を書きました。
9月に発覚したディーゼルエンジンの不正問題のことですが、まだ終わっていないよって書いていたんですが、すぐにその続きが出てきました。
ちょっとタイムリーすぎてびっくりしましたが(^^;

ポルシェ、アウディーに飛び火しました

ポルシェ、アウディーといえば、フォルクスワーゲン同様にドイツを代表する自動車メーカーですよね。

porsche1audi1

フォルクスワーゲン問題が発覚するまで自分も知らなかったんですが、実は

ポルシェとアウディーはフォルクスワーゲンの傘下

だったんですね。

他にも、ランボルギーニやベントレー、ブガティーなんかも子会社だそうです。

実際前のウインターコーンCEOが辞任したあと、現在は元ポルシェのCEOだったマティアス・ミュラー氏が着任しています。
子会社のCEOから昇格したという構図です。

今後その傘下にも問題が広がる可能性があるかもと思われていたんですが、それが現実となりました。

部品などはグループ会社間で共用していると思われますので、今回の件が起こる可能性も十分にあったわけです。

対象車種はそれほど多くはなさそうですが

今回はアメリカの環境保護局(EPA)が新たに発表したもので、以前指摘されたものと同じように違法ソフトを搭載していると指摘しています。

対象は7車種で

・ポルシェ カイエン

・アウディ A6、A7、A8、Q5

・フォルクスワーゲン トゥアレグ

などが含まれるとのことです。

これまでは2,000ccまでのディーゼルエンジンでしたが、今回は3,000ccのエンジンも対象に含めたということのようです。

アメリカでは少なくとも

1万台程度が対象

になるようです。

まぁ1万台なので、最初に発覚した台数に比べれば大したことはないかもしれませんが。

 

これに対して、現在フォルクスワーゲン側は

「排気ガスの特性を変えるようなソフトは搭載していない」

との声明を出しているとのこと。

つまりは真っ向から否定しているということですね。

VWの排ガス不正、ポルシェやアウディにも拡大 (2015.11.3 CNN)

台数は少ないとはいえ

今回リコールの対象となる可能性のある車種の台数については、最初に発表された台数と比べれば大したことはないかもしれません。
しかしそれ以上に重要なことは、前回のVW問題の記事でも書きましたが

ブランドイメージが毀損すること

ではないでしょうか。

特にポルシェやアウディーは高級車として売り出しているわけです。
それが偽装をしていたということになると、当然会社に対する信頼性も低下しますよね。

そうなると徐々に販売台数が低下してしまうことが予想されます。

特に高級ブランドとして売り出していますので、この先安売りするわけにもいきませんからね。
これを挽回するのはなかなか難しくなるかもしれません。

 

しかし今回の件はVW側は現在否定しているのですが、果たしてどちらの言い分が本当なんでしょうか?
アメリカがやることなので、

敢えて便乗してブランドイメージを落とすためにやっている

なんて可能性もないとは言えない気もしますが…。

トヨタも以前それで痛い目に合っていますからねぇ。
(急加速問題も、最終的には”電子制御系に問題はない”という結論になりましたが、ゴタゴタでブランドイメージはかなり傷つきましたからね)

まぁ真相はまだ分かりませんが、まだまだ解決までには時間がかかりそうな気がします。

 

個人的には、以前フォルクスワーゲンが日本の軽自動車メーカーのスズキを強引に子会社化しようとした経緯を知っていますので、会社としてはあまり好きではないんですよねぇ。
そういう意味では多少痛い目にあってもいいんではないかという気もしてしまいますが(^^;

とはいえ、真相を早く知りたいところですね。

本日もありがとうございました。

フォルクスワーゲン問題はどうなったんでしょう?

金融

フォルクスワーゲンのディーゼルエンジンの不正問題が発覚したのが9月18日のこと。
一時は大体的に取り上げられ、株価も大きく下落となりました。
しかしここ最近は少し落ち着いたんでしょうかね。

実際の株価の推移はというと

VW1-1

まだ回復したとは言えませんが、さらなる下落には至っていないといったところでしょうか。

赤字に転落してしまいました

先日発表されたフォルクスワーゲンの決算発表では

2015年7-9月期決算の純損益は17億3100万ユーロ(約2300億円)の赤字

とのことでした。

まぁこれまで大きく稼いでいたので、この程度では大丈夫なんでしょうが。
とはいえ、現在の会計制度に変更となった2001年以来初めての赤字とのことです。

ディーゼルエンジンでリコール対象になる車の台数は

世界で最大1,100万台

と言われており、その費用として67億ユーロ(約8,900億円)を計上しているとのことです。

ただしこれで解決するかはまだ未定で、さらに上積みされる可能性は十分にありそうです。
しかもまだアメリカをはじめとした各国から

制裁金

を課される可能性もあるわけで。

現在の読みだけで済むかは微妙なところです。

リコール費用だけではなく

リコールにかかる費用も当然ですが、今後ボディーブローのように影響してくるのではないかと考えられるのが

ブランドイメージの毀損

なのではないかと考えています。

VW1-2

やはり自動車メーカーにとってもブランドイメージは重要なわけです。
今回の不正問題の影響で、ほかにも不正しているんじゃないかと疑われてしまったりしますからね。

当然今後の売り上げにも大きく影響してくることが予想されます。
その影響を跳ね返せるだけの力が発揮できるかがこれからのポイントになるんじゃないでしょうか。

ドイツの自動車産業はGDPの1割を占めるといわれていますが、そのうちのフォルクスワーゲンの比率もかなり大きいはずです。
そういう意味ではドイツ自体大丈夫なのかということもあります。

そしてそれだけでなく、その大株主である

ドイツ銀行

が大丈夫かというのも非常に気になるところです。

このまま静かに収まっていくのか、さらに問題が出てくるのか。
まだまだ油断はできないのではないかと思われますが、いかがなもんでしょうか。

本日もありがとうございました。

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