先週はギリシャ問題が重荷となっていましたが、結局解決されることなく週末を迎えてしまいました。
株価の方は織り込み済み or 今回も何事もなく解決されるんだろうという安心感からか、あまり大きな動きはありませんでした。
実はみんなが楽観的な時が本当は一番怖いんですけどねぇ。

というわけで、先週一週間の動きを振り返ってまいりましょう。

日経平均株価からです

いつものように日経から見ていきましょう。

先週の時点では、安値付近まで来ているので少し危ないかもと思われました。
しかし前々回の記事で触れたように

ギリシャ問題なんてどこ吹く風

で月曜日から大きく上昇となりました。
そして火曜日にはこれまでの上値抵抗も、あっさりと抜き去っていったのでした。
これにはちょっと驚きましたが。

水曜日は一時21,000円に迫るような動きが見られましたが、結局そこを高値として少々下落。
それでも1週間で500円以上の上昇となりました。

6月26日の日経平均株価の終値は

20,706.15円 (前日比-65.25円)

となっています。

チャートの方はこちらです。

chart6-1よく1週間でここまで上げたなぁという感じですよね。
ここしばらく下落気味だったところを一気に上抜いていきました。
火曜日も大きく窓を空けての上昇でしたからね。
何か特別な出来事があったわけでもないのにこの上昇、どういうことなんでしょうかね?
チャートだけ見るとまだ上昇が続くかもしれないと思わされますが、果たしてどうなるでしょう。

アメリカの指標です

続いてはいつものようにアメリカの3指標を見ていきましょう。
こちらは日本のように上昇を続けたかと言えば、実はそうでもないんですよね。
週足では陰線となっています。

ではNYダウから見ていきましょう。

chart6-2こちらも月、火は勢いがありましたが、水曜以降は下落となりました。
結局は前回高値に迫ることもできずに終わっています。
金曜日は少し戻しているものの、上下の抵抗線の中での推移がしばらく続いている状況ですね。

続いてS&P500です。

chart6-3こちらも先週時点では、もしかしたら上値を越えていくかもと思われましたが、越えられずに終了しています。
NYダウよりは強いチャートではありますが、まだ方向感が定まらないような動きですね。

最後にナスダックです。

chart6-4NASDAQは一時前回高値を越えるぐらいのところまで行きました。
しかし水曜日以後は下落が続きました。
3つのチャートの中では一番勢いがありますが、日経のように高値を大きく超えてくることはできませんでした。
こちらもレンジ内の動きがまだ続くんでしょうか?

ゴールドはまた戻っちゃいました

いつも注目しているゴールドですが、先々週は上昇していましたが、先週はまた下落となりました。
結局は行って来いみたいな感じとなっています。
チャートはこちらです。chart6-5

せっかく1,200ドルぐらいまで復活し、上値を追うかと思われましたが、そうは甘くありませんでした。
底値付近に逆戻りとなっています。

しかし最近は株価との連動もはっきりしませんし、この先どうなっちゃうんでしょうかね?

6月最後&7月にかけての相場はどうなる?

先週末はギリシャ問題が不透明な状況だったにもかかわらず、あまり大きな下落とはなりませんでした。
CME日経225先物の終値は

20,875円 (ドル建て)

となっています。

先週末の日経平均株価の終値と比べて、むしろ200円弱高い値段ですからね。

株価にも影響を及ぼすドル円のチャートはと言いますと

chart6-6

一時よりは少し回復はしてきていますが、それでも高値奪還の動きとはなっていません。
まだ方向性ははっきりしないといった感じです。

 

と、先週末まではいつも通り落ち着いていました。
しかし週明けからは何が起こるか分からない状況になりつつあります。
何かといえば、こちらでも何度か話題にしていました

ギリシャ問題

です。

昨日開かれたユーロ圏財務相の会合では、ギリシャは金融支援の延長を拒否しました。
それにより、6月30日に期限を迎えるIMFへの債務返済は困難となりそうです。

ギリシャ債務不履行に現実味、支援延長拒否 (2015.6.28 ロイター)

昨日の記事でも書きましたが

IMFへの債務返済が遅れても、すぐにはデフォルトにはならない

ようです。

ただし、クレジットデフォルトスワップ(CDS)の支払いが生じるかどうかは

国際スワップデリバティブ協会 (ISDA)が判断する

ことになります。
ここがデフォルトだと判断すれば、CDSの売り手は大変なことになる可能性があります。

CDSの売り手としてドイツ銀行が関与しているとの話もあり、ギリシャがデフォルトしてしまうと、実はドイツが一番ヤバいのかもしれません。
最近のCDSの売り買いの詳細はよく分かりませんが、ドイツ発での金融恐慌ってこともありうる話かもしれません。

それから週明けから問題となりそうなのが

ギリシャ国内での銀行への取り付け騒ぎ

ですね。

これまでは欧州中央銀行(ECB)が、預金流出に対して緊急流動性支援(ELA)の枠を拡大して対応していました。
しかし支援要請を拒否したとなると、ECBもこれ以上ELA枠を拡大しなくなり、ELA枠自体の停止に動く可能性もあります。
そうなるとギリシャの銀行自体が危機に陥いるため、預金の引き出し制限などの資本規制が実施されるかもしれません。

破綻の瀬戸際に立たされたギリシャの銀行 (JB Press 2015.6.28)

今後果たしてどんな影響が出てくるのか、まったく想像もつかない状態です。
ギリシャのパニックが世界中に影響することもありうるんでしょうか。

ついでに日本、アメリカは比較的先週落ち着いていたんですが、お隣中国では大変なことになっていたのをご存じだったでしょうか?
そうなんです、株価が大きく変動していたんですよ。
チャートを出しますと

chart6-7これは上海総合指数なんですが、すごい勢いで下落しているでしょ?
金曜日も

7.38%の下落

となっています。
1週間で13%以上の下落ですからね。

これはギリシャ問題を先取りした動きなのか何なのか?

中国の影響も今後世界に波及する可能性もあるかもしれませんし、なんだかちょっと不気味です。

というわけで、週明けから一体どんな動きとなるのか、正直全く分かりませんが、用心するに越したことはないかと思います。

先日お伝えしている通り

ヒンデンブルグオーメンも発令中

ですしね。

ここ最近はスカが多かったヒンデンブルグオーメンですが、今回は本領発揮となりますかどうか。

24%の確率で株式市場が重大なクラッシュに至る

と言われていますが、いよいよそれが現実となるのかどうか。

ここからは特に注目していこうと思います。

本日もありがとうございました。