ここ最近は連日動きのあるギリシャ問題ですが、結局今のところ解決には向かっていないようですね。
6月25日の交渉もまとまることなく終了。
債権団とギリシャ側との隔たりは埋まらなかったとのことです。

そして本日もユーロ圏財務相会合が開催されるとのことです。

WRAPUP 1-ギリシャのデフォルト回避へ水面下の交渉続く、「プランB」も視野 (2015.6.27 ロイター)

この場で協議されて解決に至るのかどうかですが、ちょっと怪しい雰囲気ですね。

すぐにはデフォルトとはならないようです

前回の記事でもお伝えした通り

6月30日がIMFへの支払期限

となっています。

なので、基本的に6月28日までに解決しないと、期限内のIMFへの返済は不可能となります。

これをもってデフォルトとなるかと思いきや、実はそうでもないようなんですよね。
非常にややこしいことで(^^;

IMFは

デフォルトではなく延滞

という扱いになるそうです。
公的機関への支払いが滞る場合はそういう扱いになるんですね。

ギリシャ不払いデフォルトでなく延滞-ジンバブエ並みの扱いに (2015.6.25 Bloomberg)

でもちょっと前にはラガルド専務理事が

返済しない場合には、7月1日にデフォルトになる!

と明言していたんですけどね。

「返済ないとデフォルト。猶予期間はなし」 IMF、ギリシャ債務問題で (2015.6.18 産経ニュース)

これはある種の脅しで言った言葉なんでしょうかね?

格付け会社はデフォルトとは見なさないという見解のようですが

実際にデフォルトかどうかを判断するのに関係してくるのが格付け会社なんですが、以前の記事でも

IMFへの返済が遅延してもデフォルトとは判定しない

とのことが報道されています。

ギリシャにデフォルト判定せず、IMF返済延滞でも=格付け会社 (2015.5.2 ロイター)

ここにも書かれている通り、格付け会社は今回の件だけではデフォルト認定はしないようです。
ただし債権はさらに格下げされる公算が大きいとあります。

しかし注意しないといけないのは、デフォルトによりクレジットデフォルトスワップ(CDS)が発生するかどうかを判断するのは、実は格付け会社ではないんですね。
自分も全く知りませんでしたが。

それを判断するのは

国際スワップデリバティブ協会 (ISDA)

というところなんだそうです。

ISDA

なので、もしISDAがデフォルトだと判断すれば、CDSの支払いが発生することになるわけです。

ちなみに、ギリシャのCDSの売り手にはドイツ銀行や、アメリカの金融機関などが含まれているようです。
詳細はよく分からなかったんですが…。

IMFへの支払い遅延が発生した場合、ギリシャをデフォルトとするかどうかは

結局ISDAの判断次第でどうにでもなる

ということですね。
ある意味恐ろしい話なんですが。

 

というわけで、もし今週末の交渉がうまくいかなかったとしても、すぐにはデフォルト発生とはならなさそうな感じです。
あとはISDAの判断次第ではありますが。

また新しいニュースとしては、7月5日にギリシャで国民投票でどうするかを決めるなんて話が出てきているようです。

ギリシャ、国民投票を7月5日に実施へ━30日の期限どうなる (2015.6.27 The Wall Street Journal)

6月30日はどうなったんだ!?って話ですよね(^^;
期限までに解決する気はないってことなんでしょうかねぇ。

今後どうなるのか、まったく予想がつかない状況になってきました…。

本日もありがとうございました。