「日本会議」って皆さんご存知でしょうか?
まぁ詳しい方はよくご存じでしょう。

最近この名前がちょこちょこ出てきてはいましたよね。

特に

安倍晋三がメンバーに入っている

ということでも、世間から注目を浴びていたかと思われます。

で、この日本会議ですが、確かにあまり詳しく報じられないこともあって、結構謎な組織でした。
神道の人たちが入っていたりするんで、神社関係の人たちが中心の組織かなと自分は思っていました。
そういう認識の方も実際多いんじゃないでしょうか?

しかし先日、菅野完さんが「日本会議の研究」というその内情に迫るような内容の本を出されました。

NK1-1
これはかなりセンセーショナルだったのか、発売前に

日本会議から出版停止要求

が出ていたのでした。

逆にこうなると、こちらとしては非常に気になりますよね。

しかも

出版元が産経グループの扶桑社

ってところが、また不思議なところで。
産経グループは安倍応援団じゃなかったのかと。

というわけで、早速Amazonで購入しようと思ったんですが、4月下旬の時点で売り切れとなってしまってました(^^;
それだけ世間は注目していたということなんでしょうか。

しかしつい最近、やっとその本をゲットすることができました。

早速読んでみたんですが、内容は確かに日本会議というものが

実はそういう組織だったのか!!

と衝撃を受けたのでした。

今回はその書評を含め、その内容について簡単に書いていこうと思います。

「日本会議の研究」とは

先ほども触れましたが、この本は菅野完さんが書かれた本です。
この人自体はあまりよく知らない人だったんですが、本自体は非常に客観的に内容が書かれています。
偏った見方で書かれているような部分はほとんどなく、引用などを多用してまとめられています。
そして何より

よくこんなにいろいろ調べたな!

と、こちらが感心してしまうほど、細部に渡って調べ上げられています。
資料もずいぶんと探して書かれたのでしょう。
なかなか反論しようにも、反論する側も大変じゃないかというぐらいです。
そういったところからも、読んでいてその内容には納得させられてしまったのでした。

文章自体も非常に読みやすく、すっと読み切ってしまったのでした。

その内容は

(この先はネタバレになる部分もありますので、読みたくない方はやめてくださいね)

冒頭でも触れましたが、自分自身は”日本会議”という組織は神道が中心となって作っている会かと思っていました。
しかしこの本を読んでびっくりしました。

実は

大学紛争時代に活躍していた右翼学生が中心となった団体

だったんですね。

特に

生長の家

という宗教団体をの創始者である谷口雅春の教えを推し進めていこうとしているようなんですね。

ただ最近は、その生長の家という宗教団体は、政治や社会運動との関わりを絶っているようです。
実際その創始者の谷口雅治はすでに亡くなっており、トップが変わってからはだいぶ方針も変わったとのことです。
なので、実際は

谷口雅治という人の教えを忠実に守ろうとしている団体

と言ってよいのかもしれません。

谷口雅治という人については、詳しくはWikipediaなどで見ていただくこととして。
実際にこの方はかなり右傾化していて、国家主義、全体主義、皇国史観を強く説いていたようですね。

ですから、その教えを守る人たちも、当然右傾化した人が多いということになるわけです。

そういう目で見ると、なるほどなと思ってしまいます。

で、安倍政権のブレーンの一人、日本政策研究センターの伊藤哲夫という方。
この方も、実は過去に生長の家と関わりがあったようなんですね。
当然、その目指す内容も右傾化したものが多くなりますよね。

日本政策研究センターが出している改憲アジェンダというのがあります。
そのポイントは

1. 緊急事態条項の追加
2. 家族保護条項の追加
3. 自衛隊の国軍化

とのこと。

そして自民党の憲法改正推進本部も、改憲のポイントはほぼそのまま同じ認識のようなんです。
世間では憲法9条がいつも問題になっていますが、それについての優先順位は、実は彼らの中では低いみたいで。
3番目ということのようです。

そして一番重要な点。
この人たちがこの先最終的に何を目指しているかというと

明治憲法の復活

のようなんですよ。

これにはびっくりしました。
一体何をしたいんだと思ってしまいますが…。

これも谷口雅治という人の考えのようです。

詳細はぜひ買って読んでみてください

重要そうなところを抜粋して書いちゃいましたが、日本会議メンバーが生長の家と関連が強いということが様々書かれています。
結局その関係者が日本会議という組織を、ひいては安倍内閣、自民党を動かしているということを示すような内容となっています。

そしてその最後には

ラスボス的な人の名前が出てきます

のでお楽しみに。

まぁ詳細は、やはり自分で本を手に取って読まれるのが一番かと思います。
そんなに難しい本ではないですし、証拠をいろいろ示しつつ話が進んでいくので、非常に面白いです。

しかしこの内容を読んでいると、次の参議院選もなんだかんだで与党が勝ちそうな気がしてきてしまいます。
それぐらい日本会議の組織票っての強そうだなと。

こういう組織に日本の政治が牛耳られるというのはなんだか腹立たしい気がしますし、もっとみんな気づいてほしいなと感じてしまいます。
とはいえ、いまの野党もまったくもって頼りないので、それも非常に大きな問題なんですけれど。

現在はAmazonでも購入できるようになったようなので、興味のある方はぜひ一度読んでみてくださいませ。
そしてその内容を理解したうえで、7月の参議院選にぜひ投票に行ってもらいたいと切に願います。

本日もありがとうございました。